「ビックロ」全館の総売場面積(地下3階から地上8階)は約6,700坪。1~3階を占める「ビックロ ユニクロ新宿東口店」は約1,200坪で、国内では銀座店に次ぐ規模という。1階はメンズ・ウィメンズ、2階はウィメンズ・キッズ&ベビー、3階はメンズの商品を展開し、総勢約480名のスタッフに加え、利用者に驚きを与えるしかけとプロモーションで、活気にあふれた「グローバル繁盛店」をめざす。
柳井正氏(写真右から2人目)、佐藤可士和氏(同中央)、宮嶋宏幸氏(左から2人目)らによるテープカットも実施
テープカットセレモニーには、ユニクロ代表取締役会長兼社長の柳井正氏、ビックカメラ代表取締役社長の宮嶋宏幸氏、「ビックロ」のトータルプロデュースを務めた佐藤可士和氏らが参加。この日のために東京中のチンドン屋も集結し、にぎやかなパフォーマンスで「グローバル繁盛店」のオープンを祝った。
柳井氏は、「日本一のターミナルである新宿東口にオープンできてうれしい限り。ビックカメラの繁盛店の勢いを取り入れ、いままでにないユニクロとして、日本一の立地で日本一売りたい。日本は経済的に元気がないので、ここで一発”ビックロ”させたいし、このコラボのようなものを、ニューヨークやパリでもやってみたいと思っています」と挨拶した。
一方の宮嶋氏は、「本日のグランドオープンに向けて、ビューティーコーナーをこれまでの4~5倍に広げ、各フロアを代表する新製品や特化商材も集めるなど、ビックロの大きなテーマである『素晴らしいゴチャゴチャ感』にふさわしい売場になったと思います。お互いのフロアでお互いの商品を販売し、ビックカメラのポイントをクーポンに交換してユニクロでも使えるようにする、といった試みも行っています」と新店舗をアピールした。
今回の協業は、同じビルにビックカメラとユニクロが入居することがきっかけで始まったという。柳井氏は以前から家電量販店に関心を寄せていたようで、「東京の繁盛店の一番最初であるビックカメラと組んだらどうなるか、興味がありました。家電販売店は1店舗で何百億も売りますし、日本でも誇るべき業態だと思います」と語った。
同店舗では朝から長い行列ができ、その数は4,000人規模に及んだという。急遽、開店時刻を15分前倒しして9時45分オープンとなったが、その後も入場規制がかかるなど、初日から「グローバル繁盛店」と呼ぶにふさわしい大盛況となった。
※出典
http://news.mynavi.jp/news/2012/09/27/170/