【境准教授】が発表
「大人130万人ひきこもり時代!『働け!』はダメ。『世界一周に行きたい』と言い出したら『いいね!』と返そう
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リンク 「引きこもり」就労・自立テーマ 境・徳島大准教授が講演 /宮崎
不登校や仕事に就かない引きこもりの若者の就労・自立を考えるフォーラムが4日、宮崎市であり、 徳島大の境泉洋准教授(臨床心理学)が支援の在り方について語った。
厚生労働省の相談窓口「みやざき若者サポートステーション」主催。保護者ら約50人が参加した。 全国で約26万世帯に引きこもり6カ月以上の青少年がいると推計されている。
境准教授は、当事者や家族の支援経験を基に講演。引きこもりの背景には厳しい経済情勢があり、 気持ちの問題だけでなく、統合失調症のように速やかな薬物療法の必要がある場合もあるという。
対人関係や嫌な出来事を避けようと引きこもりになる若者を支援する際は「追い詰めるのではなく、 出来ることを重ねることが大事だ」と指摘した。ストレスにさらされる家族に対し「働くべきだという正論は脇に置き、 受け入れ、共感することから始めること」と助言。「『世界一周に行きたい』と言い出したらまず『いいね』と返す。
子供が発するメッセージには肯定的に」などと強調した。